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野菜のくずで魔法のだし!?
「ベジブロス」をご存知ですか?
野菜くずで作るだしスープです。
エコや節約といった目的以外にも使えるポイントがいっぱいで
今秘かなブームを巻き起こしています。今日はこの「ベジブロス」の秘密に迫ります。
「ベジブロス」とは?
「ベジタブル(野菜)+ブロス(だし)」で野菜くずからとっただしのことです。
通常は調理後捨ててしまう野菜の皮や根っこなどを
煮出してスープを作り保存してだしとして使います。
あまり知られていませんが、野菜の皮の部分は
かなり栄養価の高い部分なんです。
固くて食感が悪く、土臭かったりと食べるのに向かないため
普通は捨ててしまいますが
実はとってももったいないんです!
皮には「フィトケミカル」と呼ばれるアンチエイジングに欠かせない栄養がたっぷり。
「フィトケミカル」とは、ポリフェノールやリコピンといった体に良い栄養素の総称。
しかも「フィトケミカル」は加熱すると栄養素が溶け出すので
煮出してスープにするのは理にかなった方法です。
どんな効果があるの?
アンチエイジングに効果あり。
体全体の抗酸化作用はもちろんのこと、女性が気になる美肌効果も。しみやしわといった年齢肌の悩みの改善に。
身体の免疫力アップにも効果があります。
体調を整えるミネラルやビタミンが豊富なのはもちろんのこと、フィトケミカルには細胞の働きを活発にする働きもあるので、総合的な免疫力アップにつながります。
また、フィトケミカルには抗がん作用もあるんです。細胞のがん化を予防したり、がん細胞の増殖を抑える働きもするそう。
毎日出る野菜くずから簡単に作れるし、優しい味わいで何の料理にも使えるマルチなだしです。
ただの節約からはじめたのだけど、おいしくて便利なので毎日使ってる!という人も。
作り方
作り方はいたってシンプルです。大きい鍋にたっぷりの水で野菜くずを煮出すだけ。
野菜の臭みが気になる人は、日本酒を入れると軽減できます。
アクが出てもそのままでOK。20分~30分煮出してあとは濾せば出来上がりです。
冷蔵庫で2~3日程度保存可能です。麦茶用の冷水筒やピッチャーで保存すれば、使う時に便利です。
そのまま使えますが、保存用にする時は製氷器がオススメ。使う分だけ取り出せるので楽チン。
活用方法
いろんな料理のだしに
いろんなお料理のだしにマルチに活躍します。味噌汁やスープ、和洋中なんにでも使えるのでとっても便利です。
インスタントラーメンに
栄養の偏りが気になるインスタントラーメン。お湯をベジブロスに変えるだけで
野菜の風味と栄養が満点な一品に変身です。
野菜の旨みが利いているので、添付のスープを減らしてもOK!
塩分や添加物の摂取も抑えることができて更に健康的。
鍋のだしに
鍋のだしをベジブロスにしましょう。ポン酢やタレなしでも
優しい旨みでどんどん食べられますよ。
鍋料理にすると野菜をたっぷり食べられますが
だしをベジブロスにすると更に野菜の栄養を摂れますね。
カレーに
加える水をベジブロスにチェンジ。
野菜の甘みと旨みで、市販のカレールーを使っても味がグレードアップ。
もちろんシチューに使ってもおいしくできます。
離乳食に
離乳食を作る時に、素材を伸ばしたり調理に加えたりする水をベジブロスに。
栄養たっぷりで甘みと旨みが強くなるので、赤ちゃんも食べやすくなります。
ご飯とベジブロスだけで煮込んだ簡単雑炊もオススメです。
時間がない時でもすぐできて、栄養もしっかり摂れます。
ベジブロスは簡単にできて
市販のだしに比べて塩分や化学調味料も気になりません。
毎日作るのが大変な時は、野菜くずをジップロックに入れて保存しておきましょう。
数日分の野菜くずでまとめてスープを作ればとっても楽チンです。
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